日商エステムでの物件建設までの流れ
一口に不動産に関係する事業と言っても、その事業の内容というのは会社によって違いがあります。ここでは、製造、販売、管理という3つのポイントについて、それぞれグループ内で行なう事ができるようにしている不動産会社の一つとして、日商エステムについて紹介します。この日商エステムがポイントとしているのは、グループでのワンストップな事業展開を行えるようにしていることで、より効果的な業務の展開ができるようになっている点です。
それでは、日商エステムによる一貫体制での業務展開というのがどのようなものであるのかについて、簡単に紹介します。日商エステムでの事業展開は、まず始めにマーケティング調査から開始されることになります。不動産においても需要というのは非常に重要な意味を持っているもので、その時代にあったような商品を提供することができなければなりません。そのためには、それぞれの地域における不動産市場状況について十分なリサーチをする必要があると日商エステムは考えています。日商エステムが業務の展開を行っているのは東京大阪名古屋という日本の三大都市ですが、それぞれの内部においてもやはり需要には違いがあります。まずは立地調査と不動産市場の調査を行い、その上でその地域に於ける不動産購入層のマーケティングリサーチを行なうようにしています。日商エステムは地域による違いというものを不動産業務に於ける重要なポイントの一つと考え、この部分に力を入れるようにしています。
さらに、日商エステムは事業用地の選定も重要な要素の一つとして次の業務に据えています。上記のような形で行われたマーケティングリサーチの結果を元にして、より具体的な形での土地選定を会議していくことになります。地域によって問題となるのはその地域の持っている需要だけではありません。日商エステムではその需要に加えて、その地域において発生することになる法規制の問題や地形条件の問題、あるいは自然環境や災害などへの対応などについても合わせてポイントとしてこの会議を行なうようにしています。これらの結果によってようやく事業用地が決定され、その後の企画、設計の業務に移り、より具体的な形での日商エステムによる物件建設フェイズへと移っていくことになります。このように、事前の調査や会議を重要視しているのが、日商エステムの不動産業務展開に於ける大きなポイントの一つとなっている点です。